フォロワーさんが誉めていたので読んでみました。まぁ面白かったんじゃない?って感じ。
高校生ハルが飛ばされた世界は男しか冒険者になれない男尊女卑の異世界で、そこで娼婦なって春を売る…というお話。
フェミニズムの視点から評価されてるけど、私は別に…という感じ。
正直「フェミニズム!エンパワ!」とかフェミニストから持ち上げられてる作品は散々見てきたけど、作者がツイッターやブログや対談でミソジニーや名誉男性な所を発揮したり、男にゲロ甘だったりするので全然信用していない。それに作者もそこまで考えていないんじゃない?
異世界を舞台にしてるけど男尊女卑は現実そのもの。作者は男だと思うんですが、小説の中の男の男尊女卑発言が生々しくて。
あと「女性が活躍」している作品の生みの親(特に男)が女性差別発言をしたとか珍しくないですし、そこまで持ち上げるのは止めた方が良いんじゃないかと思います。二年前に発売した小説ですが。文庫版で11月6日に出るんですね。文庫版を買おうと思ったけど、作者が男だと(ツイッターで見る限り)は思ったので、男に金使いたくなくてブックオフで中古で買いました。そもそもツイッターを見たら妻(?)を「嫁」呼ばわりしている時点で無理。
それと「男尊女卑を捨てなければ男も救われない」と私のフォロワーが感想で書いていたけど、別に男なんか救われなくていいじゃん。人種差別解消で「白人も人種差別解消しなければ救われない」とか同じこと言うか?
文章は稚拙で、娼館が舞台ということでR18な描写や単語がバンバン出てくるので、そこは読む前に苦手な人は止めた方が良いと思います。
良かった所は同僚の娼婦が軍の男から殺された時、主人公が報復して皆殺しにした所ですね。