ボンクラで障害持ちな私なので両親が死んだら野垂れ死に確定と思うけど、どうにか生きています。

反吐をぶちまけます。コメント返しは気まぐれ。2020年9月02日にHN変えました。2020年12月9日にブログ題名変えました。

アメリカ黒人の歴史

 

 

 

アメリカ黒人の歴史 新版 (岩波新書)

アメリカ黒人の歴史 新版 (岩波新書)

 

 

「奴隷所有者とは同じ人間である者にたいして所有権を主張し、行使する者のことである。……黒人奴隷とは、いっさいの権利を剥奪され、獣の水準に引き下げられて、法律上はたんなる動産にすぎず、人類の同胞関係の圏外におかれ、人間族から切り離された人間存在である。かれら黒人奴隷には、これが自分のものだと言えるものは、なにひとつない。かれらは、他人の果実を取り入れるために骨折って働き、自分以外の人間が遊んで暮らせるように汗水を流すのだ」(p71)

 

「白人世界で黒人であることは、たんに個人としての侮辱や機会の欠如を意味するものではなく、このような不利な条件のもとで黒人がどれほど偉大なことをなし遂げようとも、それが未来世界から抹殺されるのがつねであるということを意味している。というのは、黒人の行為を正しく記録する歴史がないからである」(p89)

 

近年、事態は大きく変わってきたが、当時のアメリカ社会は、黒人を白人と平等の地位におうことをかたくなに拒絶し、そのため不滅の偉業を成し遂げたダグラスさえ、忘却の中に押し込めておくことを必要としていたからである。したがって、ダグラスをめぐるそのような問題はすべてのアメリカ黒人の問題であると同時に、すべてのアメリカ人の問題、つまりアメリカ民主主義の根本にかかわる問題だったのである(p89)