どうにか生きています。

レズビアンで発達障害で性暴力サバイバーで男嫌い。反吐をぶちまけます。初めての人はカテゴリから「はじめに」をご覧ください。同居者は両親と猫達と犬

ネトフリックスで「軽い男じゃないのよ」を見ました。

 

 

画像付の詳しい感想はこちら。

 

フランス制作の「軽い男じゃないのよ」は男尊女卑の女を見れば口説く事しか考えていない男がアホな事故でポールにぶつかり男女逆転した世界に飛ばされるというお話です。

 

男女逆転したら「神父墓地」の標識が「神母墓地」となっている所から見せつけてくれます。

主人公がポールにぶつかって気絶して倒れた救助隊も全員女性(白人と黒人なのもいい)だし、ゴミ収集も女性(実はフランスもゴミ収集は待遇が良いとフランス在住のアカウントの片が仰ってました)

前の世界ではホモソーシャル仲間だった友人はすっかり兼業主夫になっていて、家に帰宅して扉を開けた途端(アパルトメンで隣の部屋同士)娘がお手洗いで尿を飛びちらかしている所のを叱られているので細かい所までよく出来ていると思います。

 

ニュースをつければ議員の女性が複数の男性からセクシャルハラスメントを受けたと被害届を出されているニュースが流れ、主人公の服は花柄の服ばかり。

出勤すれば通りすがりの女性から自分たち男が今までしてきたように「笑顔がかわいい」と言われたりする。

職場で受付は男性になり男性の服は短パンで、逆転前の世界で見下していた社員の女性は上司になり女に指図されるのに我慢がならない主人公は反抗してあっさり辞めさせられます。

 辞めさせられて友人の所へ相談にいったら友人の妻と娘はカップケーキ食べながらソファを陣取り、テレビでラグビーの試合をみて野次とばしています(主人公と友人はキッチンのテーブルで話している)(ラグビーの選手も女性)

 

リンクを張ったブログ先でも描かれているくらいに書ききれないくらいに男女反転が詰め込まれた風刺作品になっています。

上手いなーと思ったのは妻に浮気された友人が男同士で話し合ってるとき「私たち(男)が居ないと女は子供みたいなもの」と言い合ったり、妻が「男の方が大人だ」といったりする所。ほんとうまい。日本の男女逆転もよしながふみさんの「大奥」みたいじゃなくてこう徹底的にやってほしいです。大奥は面白いですが男に優しい展開だなと思うので。

 逆転世界のアレクサンドラみたいな借金して○○している事を隠して騙して○○しようと言ったり、女をとっかえひっかえしてる男って実際にめずらしくないよな。それに女が優しさを発揮して騙されたり絆されたりして搾取されたりもよくある光景…。逆転ならまだ笑えるけど、現実は洒落にならないので全然笑えません。

 

 

あと個人的に「ここは違うんじゃない?」となったのが逆転世界でのアレクサンドラは作家で成功して名声と金があるのですが(逆転前は秘書)、デートした主人公にエスコートして花束贈ってタクシー代金渡して帰らせたり、重い荷物を持ってあげたりした所ですね。

これはフランスだからそうなのかな?と思ったんですが、日本だったら花束も贈らないしエスコートもしないし普段女性差別していて無くさないくせに、金出す時や重労働の時だけ「男女平等だから割り勘」「男女平等だから持て!」などとほざくのだから、私だったら逆転世界のアレクサンドラに「男女平等だから、タクシー代は自分で出して」「荷物は持って」という展開にしますね。

 だって前にテレビでヤラセかもしれないのに「男だったらタクシー代金は一万は出してほしい」とか言ってる女性に対してキモ男タが画像で印象操作してまで「これだから三次元はクソ」とかほざいていたので(男から身を守るためにタクシーで帰らなきゃいけないんだし、女は夫に養ってもらえればいいとか給料削られてるんだから、金ぐらいだせや、そもそも女に奢る形をとって女から低賃金で働かせて奪った金返してもらってるだけだ!と思いましたね)(だったら男にただでさえ給料低いのに散々男に騙されたり頼まれたり暴力振るわれたりして金たかられて搾取されたりしてる女こそ、いう資格がある台詞だと思いますけど)(そしたら男性様は見抜けない女が悪い!とか言い出すんですよねハイハイ)

 

そして最後は、喧嘩になったアレクサンドラと主人公が頭突きしたら主人公だけではなくアレクサンドラも逆転前の現代男尊女卑社会に戻る展開。

中学生の頃からフェミニズム本を読んでいる私としては、別にゾクッとするわけでもなく「そうですね」という展開で、最後はなんも面白みがなかったです。もっと主人公みたいな男が男女逆転した世界でメタメタに苦しむ展開が見たかったです。現実で女性たちは苦しんでいるんだから、創作くらい男が苦しむ姿が見たい。

でも逆転した世界では、ズボンスーツ姿のCOOLな女性たちがたくさん見れてそれは嬉しかったです。眼福。