読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アスパラガスのアスペルガー日記

性暴力サバイバーかつ、アスペルガーであることが最近解った女の備忘録。あと呟きとか本の感想とか。初めての人はカテゴリから「はじめに」をご覧ください。同居は両親と猫と犬

(ネタバレ有り)映画「ゴーン・ガール」見てきました。

 


映画「ゴーン・ガール」見てきた!!!!! - bloody’s diary

 

購読してるサンテロさんが感想を書いていて、面白そうだと思ったので行ってまいりました。

平日の午前中なのでまばらで人は少なかったです。

ネタバレありますから!

 

この映画を見て私は↓

 

音楽と女性の歴史

音楽と女性の歴史

 

の中のP306に出てくる、修道院でのシスターとしての生活を援護するこの文章を思い出しました。

 

「そして今、私は問う。妻は帰ってきて子供が泣き叫ぶのを聞き、ベーコンにかぶりついている猫と肉の皮をなめまわす猟犬をみつけてどのようにして立っているだろうか?彼女のケーキは石で出来た炉の上で焼け焦げていて、子牛はミルクをしゃぶっており、陶器のポットの食べもの火の中で吹きこぼれていて、身分の低い男(あるいは召し使い)が小言を言っている。これはいやな話であるが、乙女よ、結婚はやめるべきである。なぜならば結婚は思ったことより簡単な事ではないからである。汝、幸せは乙女よ。神の自由な娘として隷属から完全に自由になったものよ」

 

で、映画本編の感想ですが主人公ニックの妻、エイミーも結婚は簡単にはいかない事とは聞いていたし思っていた。けれど、自分たちは違うと思っていた。

しかし夫のニックは失業してもテレビゲームに明け暮れ再就職先も見つけない。母が乳がんになったので治療のために故郷へ相談もせずに行くことを決めてしまう。こういう所に結婚制度における妻は夫の召し使い、奴隷というのが表れているな、と思いました。さらに妻に八つ当たりまでし、教え子と不倫する。

これでエイミーの怒りを買い、恨まれないわけがない。

 

映画の冒頭は妻のエイミーが失踪し、夫のニックが警察を呼ぶところから始まる。

そして夫のニックにはアリバイがなく、カードでの浪費、近所のエイミーの友人の証言、それと日記から夫は妻を殺したのではないかと疑惑が生まれていく。

おまけに妻の血液型すらすぐには思い出せず、刑事に呆れられる。

さらにエイミーは作家かつ精神科医でもある有名な両親の子供なので、エイミーが失踪したことにより、移住してきた夫の田舎に全米の注目が集まる。

ここまでが前半部分です。

 

中盤から後半までは、エイミー視点に話が移り、映画の中で敏腕弁護士に「She is good」と言われたくらいの頭の良さを活かし、夫に復讐をするために時間と手間暇と金をかけて報復の準備をする過程が描かれます。

この映画、今と過去と未来がいりまじるので、混乱する人もいるかも。

 

最終的にエイミーは夫の元へ戻ってきます。夫は妻がなにをしたか、殺人までしたのも解ってる。

けれど頭の良さを活かし、世論や世間まで味方につけたエイミーに対し、ニックやニックの妹も男性弁護士も手出しできない。最終的にはニックの弁護をする男性弁護士も、

 

「今回の事件はドラマ化が決まり、出版も決まり、(エイミーが金をだしてエイミー名義の)バーはフランチャイズ化」

 

と言い、なのでもうこれ以上はエイミーのやったことを表に出して暴こうとするな、と去っていきます。

サンテロさんが表現してた「女王として君臨するため」に元彼を利用した挙句、殺人まで侵すエイミーですが、私は憎めません。

でも元彼が殺される所は、個人的に人が死ぬところはみたくないので、みてて過酷でした……。(私がサスペンスが苦手なのは、殺人場面があるところ)

最期は有能で完璧な妻エイミーを支える謙虚な夫として、ニックは演技します。エイミーはエイミーで完璧な妻を演じます。でも最初からエイミーのほうが優秀で有能なんだから、ニックが支えればよかったのに……と思いました。エイミーに持てる力を駆使されて自分のほうが上と味あわせ、ようやくニックは「謙虚な夫」を演技。

 

そして映画の最後に話してたのは妹?

ニックの精子を人工授精して最後エイミーの妊娠が発覚するのですが、子供が十八歳になるまで待ってくれとニックが妹のマーゴに言うので、妹が慟哭します。

 その後、テレビ番組でニックは子供が待ち望んでるということを話しエンディングです。

 

>>

 

なんかゴーンガールの感想で「女は怖い」という感想をみてげんなりしています。

本当はそう思ってないでしょう。だったらツイッターでみたけどヤクザの前でヤクザは怖いとか言ってみろと思います。

 

私はニックは「嫌われる事をしたら嫌われた」だけだと思います。こういう言い方すると軽いけど、ニックは規模がでかい「嫌われる事」をした感じで。

 

 

「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172)

「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172)

 

 

↑の本の中でも「夫は妻から殺してやりたいほど恨まれている」という一節があります。疑問なんだけど、世間の夫は殺してやりたいほど恨まれて、よく気づかないでのうのうとしてられるな…と。

50代以上の妻の夫に対する憎しみ、ほんと凄いですよ。

 

私は男嫌いでもあるんで、この映画は痛快でした。

でも殺人場面があるところが…(まだ言うか)

 

 

↓クリックお願いします。 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ
にほんブログ村